『温かい灯と優しい灯がともる街』

小さなころ住宅街や団地の白熱灯がきれいに並んだ光景をみて、言葉にできないような温かさを感じ、『いつかあの光の中で家族と過ごしたい』と思ってきました。
この印象は消えることなく続き、大学生のころには『いつの日か笑顔のあふれる温かな街を作りたい』という気持ちに変わり始めました。その当時の私が思い描いていた『街』の登場人物は、いわゆる子育て世代の家族像であり、夕方になると家々から子供の笑い声と街を照らす優しい灯がある、そんなイメージでした。
若くして独立したこともあり自分より年上の人をその対象としてこんな街を作りたいと考えてきましたが、一方で起業して３０年の時が過ぎ、ご家族に街の灯をともしてもらう事も大切ではあるけれど、私たちが灯していかなければいけない住宅もあると考える様になりました。
かつて私が思い描いていた家や街づくりは当社の若い設計者や企画者にこれを任せ、今よりも充実したものを作り、自身は『温かい灯と優しい灯がともる街』をテーマに新たな住宅づくりをしていきたいと考えています。

住宅を作る、街を作ると言っても答えは一つではないと確信しています。
頑固に守り続けるイズムも必要であるし、時代や世の中の趨勢に従うことも必要ではないでしょうか。
いつでも新たな答えを探して世の中に新たな息吹を吹き込みたいと考えています。
今後の私たちの成長にご期待下さい。

京葉エステート代表取締役社長
高橋 弘明